今回は、地球っ子で大活躍中の大学生二人からお話を伺います。多様性とは?豊かさとは?みんなで楽しくおしゃべりしながら、考えていきましょう!
11月30日(木)お茶会みたいな勉強会「大学生の声を聞こう!〜多様性豊かな自分になるために」(ZOOM)
毎月30日に会いましょう!勉強会を行いました(あそび舎てんきりん)
文化庁の地域日本語教育事業として、毎年、講座や研修会を続けてきましたが、もっと気軽に、もっと多様な人が、集い、語り合い、笑い合える場があったらいいなと思うようになりました。そこではじめたのがこの会です。
6月は「お茶会みたいな勉強会」 7月は、「学校でのお世話係について」を発端にいろんな話+世界のお茶カフェ(下のチラシをごらんください)
お茶カフェでは、Mさんが、スナックのカレーを用意してくれました。「辛くない!」とMさんは言うけれど、やっぱり何か辛い物がある。それになんとなくスッとした感じがある。その正体は ニンニクとミントでした。
お茶があるといいですね!「人が集まって、活動すれば、そこには必ず学びがある」参加してくれた人の言葉に励まされて、 これからも毎月30日の会、続けていきます。8月は30日が平日ですから、zoomで語り合う会になるかな?テーマ持ち寄り大歓迎です!
外国ルーツの親子、大学生、教員経験者、研究者、行政現役、社会福祉士、ボランティア仲間。地域の仲間。 まさに多様な仲間、楽しい時間をありがとうございました!
2月19日(日)埼玉大学のシンポジウムに参加しました。
2月19日(日)埼玉大学で行われたシンポジウム「『生活(life)』から人間の育ちと学びをとらえ直す ー創る・楽しむ・共生する」に参加しました。
中国語が分からないまま算数の授業を受ける「わからない体験」。地球っ子の仲間Gさんが、先生として式を指しながら「スースースー」と発音します。生徒役の私たち日本人は戸惑うばかり・・・。外国から来た子どもの気持ちが追体験できました。
珊瑚舎スコーレ代表の星野さんは、学んでいる人が「語りたいことを自分の言葉で語る」ことが大切だとお話しくださいました。語ることで他の人と交流し、成長していく、ああだこうだと話すことが一番楽しい。「学ぶことは楽しいこと」という言葉に深く納得し、地球っ子の活動と根っこが同じように感じました。(さとこ)
東洋大学にて外国にルーツを持つ子どもへの<初期対応>を考えるシンポジウムが行われました。
2023年1月27日(金)東洋大学で、シンポジウム「外国にルーツを持つ子どもに対する日本語初期指導 ー実戦から見た現状と課題をもとに<初期対応>のあり方を考えるー」が行われました。
地球っ子グループからは、シヤーニカさんが、当事者としての経験や思い、そしてこれからの社会のために必要なことについて、彼女の意見をお話ししました。その後のパネルディスカッションでは、グループ代表の芳賀洋子・井上くみ子・髙栁なな枝が発表いたしました。
シンポジウムでは、日本語初期指導の現状と課題について発表がありました。特に日本語初期指導だけではなく、<初期対応>の大切さについて再認識させられました。
当日は、来場者だけではなく、オンラインでもたくさんの方が参加してくださり、多くの質問やご意見をいただきました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
11月25日(金)第2回対話型の勉強会を行いました(ZOOM)
11月25日(金)、ZOOMにて2回目の勉強会を行いました。
今回も前回と同じ"対話型”の勉強会です。
まず前半は、参加者が「みんなと話したい!」と出してくれた話題からブレイクアウトルームを作り、そこに自由に参加してもらいました。
「地域日本語教室について」「子どもと接するときに注意していること」「社会教育学(?)」などなど。みんなが集まって、自然に話し合う形になっていきました。
後半は、地球っ子グループが作成した教材『今日からいっしょに』をお供に、日ごろのみんなさんの思いを出し合い、話し合いました。
みなさんからの感想をいくつかご紹介しますね。
⭐︎外国から来た人たちのもっているバックグラウンドを尊重して、それをいかに輝かせることができるようにするのか、よく考えることができました。(中略)子どもとの会話から親が活躍できる環境を整えることが子どものエンパワーメントにつながることが実感できました。
⭐︎『今日からいっしょに』で「話の形(発音とか文法)よりも、話の内容の質を高めることのほうが大事」というのは真実だと思いました。一人ひとり違うので、できないという視点ではなく、「できることが違う」という言葉も印象に残りました。
⭐︎『今日からいっしょに』には大切なことがたくさん詰まっていると思っていますが、特に「日本語で見ないで!」というキーワードと「やさしい耳」の話が好きです。「日本語教育」の話となると、どうしても言語スキルの話に陥りがちなので・・・。日本語はあくまでもコミュニケーションの手段の1つであり、その先の地域にどうつながっていくか(それは地域社会側の変革も含めて)が大切ですよね。
などなど。
このほか全体の感想では、「様々なバックグラウンドのみなさんのお話が聞けて良かったです!母語や母文化、アイデンティティの話など「多文化」な場での交流だから、自分の視点を相対化することにも繋がり、気付けることがたくさんあるんだよと、改めて実感する勉強会でした。」といった声もいただきました。
多様な場所で活躍しているみなさんが集まって、こうして話を交わすことが、まさしく「勉強」で、私たちの中心線も少し太くなったように感じました。このようなつながりがあることが心強いです!
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
8月19日(金)対話型の勉強会を行いました(ZOOM)
8月19日(金)、ZOOMにて勉強会を行いました。
今回は今までと少し違う"対話型”の勉強会。「支援」ではなく、「理解」の第一歩として、「おしゃべりを楽しむこと」をみんなで体感し、感想を共有し合いました。
まずは、ZOOMのブレイクアウト機能を使い、トピックごとに部屋に分かれておしゃべりスタート!「地域」や「世代」、「記憶に残る○○」などのおしゃべりを楽しんだ後、全体でおしゃべりを元にしたクイズを出題。みんなで「へー、私の地域とそんな違いがあるんだ!」「私たちの世代も同じ!」と盛り上がり、時間はあっという間。
最後に、この“対話型”勉強会を通して、気づいたことや感じたことをみんなで共有しました。
⭐︎「外国籍がルーツの方々だけでなく、様々な場面で出会う人に対しては、まず自分自身が心を開いておくことが大事なのかな?とあらためて思いました。」
⭐︎「話が途切れると、どうしても沈黙が嫌で、しゃべってしまいます。そうすると、話題を引っ張ってしまいます。(中略)どうすれば相手の話したいことを話してもらえるのか、待つことがいいのか、どんな言葉をかければいいのか悩みます。」
⭐︎「年代が違っても共通の遊びで盛り上がったり、違う世界を面白がったりしました。おなじってうれしい!ちがうってたのしい!この視点を大切にして関わっていくことを忘れないようにしたいと思います。」
などなど。
出された感想に改めていろいろ気づかされ、さらにみなさんの新たな一面が見られる楽しい時間になりました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
アン・クレシーニ氏講演会(ZOOM)を行いました!
7月10日ZOOMにて、北九州市立大学准教授アン・クレシーニ氏の講演会を行いました。
とっても明るくてパワフルなアンちゃん先生のお話は本当に魅力的で、あっという間の3時間でした。
参加者からの感想をいくつか紹介します。
☆冒頭にアンちゃん先生が、「理解をすすめることがライフワーク」と言ったこと、ハッとしたのと同時に、非常に共感しました。改めて、目の前の相手がどんなときに喜び、どんな時に悲しいと思うのかを想像することを大事にしていこうと思いました。
☆何よりも好奇心と失敗が人を成長させる!・・・私も見習わなきゃ!と、思いました。
☆色々なことを「おもしろがる」柔軟な自分でいると、違う考えを持っている人に会った時にも、否定することなく、その人が大事にしていることを理解しよう、尊重しよう、と考えられるのだと思いました。
☆「お互いを尊重しながら、理解しようとすること」が大事。
「理解する」ではなく、「理解しようとすること」。まさにその通りだと思います。
本当にたくさんの学び、気づきのある時間となりました。本当にありがとうございました。
東洋大学で講義を行いました!
4月23日東洋大学で、新入生150名の皆様に講義をさせていただきました。地球っ子グループ多文化子育ての会Coconico代表の井上と、インドの文化背景をもちカンナダ語を母語とするDさん、ろうの文化背景をもち手話を第一言語とするAさんの2人にワークショップもサポートしていただきました。😊
勉強会では、まずおしゃべりの大切さを考え実際に体験してもらい、12月の勉強会の振り返りを行いました。
若い人たちの力で、多様性を楽しむ社会が広がることを期待します。
北区政策提案協働事業「多文化共生ワークショップ」
今回は、こちらのお仕事に講師として参加😊
それぞれ違った言語と文化の背景を持つ3人、スリランカ出身のSさん、中国出身のGさん、ろう者のIさん、に手伝ってもらって、とーっても楽しくできました💕
おかげで、分からない気持ち、できない苛立ち、伝わる嬉しさ、などなど、違いを楽しむ体験がたくさんできた会になりました‼️
また、この時期にお集まりいただいた皆様、対面の開催にご尽力いただきた関係者の方々には心より感謝申し上げます🙏文化庁委嘱人材育成事業・第5回勉強会を実施しました。
2月20日(日)ZOOMにて、今年度最後の勉強会「外国ルーツの子ども達が力を伸ばすための多様性豊かな教育環境づくり」を行いました。前回行われた勉強会を振り返り、「豊かな教育環境づくり」についてみんなで考えました。ファシリテーターは髙栁なな枝(地球っ子クラブ2000代表)がつとめました。
勉強会では、まずおしゃべりの大切さを考え実際に体験してもらい、12月の勉強会の振り返りを行いました。
そこでは、実際に勉強会で進行してくれた大学生達に、その感想や地球っ子グループの活動に参加して感じたことなども話してもらいました。そしてサポートしてくださった東洋大学の村上一基先生、埼玉大学の福島賢二先生にもお話を伺いました。
最後はブレイクアウトルームに分かれ、参加者それぞれが、大学生と話をするグループや前回勉強会を引っ張ってくれた外国にルーツを持つ若い世代のSさん、Nさんと話をするグループなどに分かれ、気づいたことや質問などについて自由に交流を行いました。
参加してくださった方々の感想です。
・外国にルーツを持つ若者たちのお話を聞くと、当たり前ですが子どもは大人になるのだなと感動しました。体験談を聞くと、わかっているつもりのこととわかることは全く違うと改めて感じられます。彼らの言葉は忘れられません。・自分のことを信頼してくれる人がいる、と思えることは大きな力を出せることだと思います。そういう環境は、子どもにとっても大人にとっても、一歩を踏み出す時に大事なことだと感じました。
・Hさんのちょっとやってみる?という声かけがあることで、大学生は完璧じゃなくても大丈夫、やってみよう!という気持ちになったのだろうなぁ、と思いました。
・私たちは「日本語教室」を○○を目的とする場所、と枠内に収めてきたきらいがあります。ともするとボランティアサイドのみの視点から・・。 地球っ子さんの仲間に入れていただいてからは、その落とし穴に気が付きました。教室は、居合わせた人たちがともに作っていく場所です。
みなさんのお力で、最後まで活発でとても有意義な勉強となりました。今年度も本当にありがとうございました。