文化庁委嘱人材育成事業・第4回勉強会を実施しました。

2021年12月18日

 12月18日(土)さいたま市文化センターにて「多様な出会いと対話から生まれる学びと変容~おんなじって嬉しい!ちがうって楽しい!~」をテーマにした勉強会を行いました。ファシリテーターは芳賀洋子(あそび舎てんきりん代表)がつとめました。

 今回の勉強会は、大学生と外国ルーツの若い世代が中心になって進められました。みんな、地球っ子クラブの活動に継続的に参加し、活躍している若者です。

 座談会では、地球っ子クラブの活動に参加して感じたことや地域日本語教室の役割について思ったことを話してくれました。さらに、外国ルーツの若者が自分の体験や将来の夢などを話してくれました。

日本の将来を担う若者たちの力強い言葉に、我々の役割を改めて考えさせられました。

 他には、タガログ語とシンハラ語を使った多言語ゲームやシンハラ文字でマスクに名前を書くという体験も。

シンハラ語の文字表を見ても、「書き順は?」「これであってるの?」ととまどうことばかり。 日本に来た子ども達の大変さを追体験することができました。

 最後はやさしい日本語ラップ「やさしい せかい」(制作:やさしい日本語ツーリズム研究会 協力:明治大学国際日本学部山脇啓造ゼミナール 後援:国際交流基金(JF))をみんなで歌い、 楽しい時間となりました。

 参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。


文化庁委嘱人材育成事業・第3回勉強会を実施しました。

2021年11月14日

 11月14日(日)9:00〜12:00に、ZOOMで「一人ひとりが力を伸ばせる環境とは~あらためて、多様性について考えてみよう」をテーマに勉強会を行いました。ファシリテーターは井上くみ子(多文化子育ての会Coconico)がつとめました。

 10月2日(土)に行われた橋本一郎氏講演会「ろう教育の視点から、子どもの力を伸ばし、生きる力をつける日本語教育を考える」のお話を聞き、感じたことやどう実践するかなどを皆さんで意見交換しました。

 さらに、地球っ子グループ五十洲・赤澤・ジュラノフが「子ども一人ひとりの良さを引き出す活動づくりとは」をテーマに、具体的にどのように考え活動できるかを、みなさんで話し合いました。

 活発な意見交換が行われ、とても楽しい時間を過ごすことができました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。


文化庁委嘱人材育成事業・橋本一郎氏講演会を実施しました。

2021年10月02日

 今年度第二回目の講演会は亜細亜大学の橋本一郎氏をお迎えし、さいたま市文化センターで「ろう教育の視点から、子どもの力を伸ばし、生きる力をつける日本語教育を考える」をテーマに行われました。

 大学で教壇に立っているだけではなく、通訳士、コーディーネーター、手話パフォーマー、手話アーティストなど、さまざまに活躍し、とても笑顔が素敵な橋本先生。その講演会は「社会を変える」という熱い思いが伝わる素晴らしいものでした。

 ろう教育といういつもとは違う視点でしたが、共通点が多く、改めて気づくことがたくさんありました。外国にルーツをもつ子どもに関わる私たちに、大切なことや必要な姿勢、その役割など、橋本先生のお話を通じていろいろ考えることができました。また「日ごろ日本語ばかりに目を奪われ、もっと大切なことを忘れてしまっていないか?気づかないといけないことがあるのでは?」と己を振り返るよいきっかけともなりました。

 橋本先生の「言わなければ社会がわからない」という姿勢と実行力、人を巻き込む力、さらにエンターティナであるところにも感動!

 聞こえる、聞こえない、日本語関係者、ろう教育といった垣根を超えて、みんなで考えることのできた講演会。本当に素晴らしかったです。参加してくださった皆さん、そして橋本先生、どうもありがとうございました。


文化庁委嘱人材育成事業・第2回勉強会を実施しました。

2021年08月21日

第2回勉強会は、前回の福島賢二氏講演会「教えるプロは教えない?ー『教え』の呪縛からの解放」をうけ、みなさんの実践例や具体的実践方法について話し合いました。ファシリテーターは髙栁なな枝(地球っ子クラブ2000代表)がつとめさせていただきました。

まずはグループワークで、前回の講演会で心に強く残ったキーワードを話し合い、全体に共有しました。みなさんのあげたキーワードはどれも印象的だったものばかりで、お互いに感じるところは同じなんだなと実感。

そして、5人の参加者に、ご自身の現在の活動や講演会をうけて感じたこと、その後の実践や課題としているテーマなどを話してもらいました。

みなさん、それぞれ多彩な活動をされていて、異なるテーマがあり、とても興味深かったです!

その後、他の参加者は、5人それぞれの部屋に移動し、各自の実践等を振り返りながら各部屋のテーマについて話し合って行きました。

グループ活動後、内容を共有してもらいましたが、とても活発な意見交換が行われていたようです。他のグループにも参加したかったと言う声も!

参加してくださった皆さん、また発表してくださったMさん、Tさん、Sさん、Tさん、Tさん、本当にありがとうございました。


文化庁委嘱人材育成事業・福島賢二氏講演会を実施しました。

2021年07月11日

今年度初めての講演会は、埼玉大学の福島賢二氏のお話をZOOMで伺いました。

福島先生とのご縁は、福島ゼミの学生さんたちが、地球っ子の活動に何年か続いて参加してくれていたことです。 どの学生さんたちも素晴らしく、こんな若者が集まっている福島ゼミとはどんなところなんだろうと思っていたところ、 福島先生に講演を快諾していただき、お話を聞く機会を設けることができました。

・教えるとは何か?教えるプロとは?

・「先生」と呼ばれることで落ち入りやすい間違い

・「わかる」「わかっている」ということはどういうことなのか。

・教科書をただ前から教えればいいとのか。などなど

いろいろな気づきがあり、自分はできているかと振り返ることが多かったです。楽しむ中でいつのまにか学んでいる、そんな授業づくりを目指したいですね。参加者からもたくさんの感想がありました。

福島先生、本当にありがとうございました。  

次は今回の講演会をうけての勉強会です。自分の授業を振り返り、再構築し、改善例を考えた実践例や実践のアイディアなどを話し合って行こうと思います。


文化庁委嘱人材育成事業・第1回勉強会を実施しました。

2021年06月19日

今回は「外国ルーツの子どもたちが力を伸ばすための多様性豊かな教育環境づくり」をテーマに、日頃感じている課題を話し合い、大切なことは何かを皆さんで考えていきました。ファシリテーターは芳賀洋子(地球っ子グループてんきりん代表)が務めました。

先日お亡くなりになられた春原憲一郎先生。何度か地球っ子の講演会でご講演いただき、そこでたくさんの大切な言葉を私たちに残してくださいました。今回、まずはそれらを振り返りつつ、春原先生の過去の講演や記事を皆さんと改めて共有しました。

(地球っ子クラブ2000でのお元気なお写真・2015年度文化庁委嘱事業の講演会の記録より)

その後、実際に子ども達と関わる中で, 今現在感じている課題をみなさんで話し合いました。自分が同じような経験をしたときはどうだったか、どのような対応ができるだろうかなど、みなさん活発に意見交換してくださいました!

最後にグループごとに 「広く多くの人と共有したい外国ルーツの子どもたちと関わる時の基本的態度10か条」 を考えてもらいました。

当然わかっていることのようだけど、 「日本語を教えようとするあまり、忘れてしまいがちな大切なこと」がたくさんありました。 周りの人みんなが日本語を教える人になってはいけない!ことも改めて確認できます。 しかも、標語になっているのもあって楽しいです。今後、みんなで標語にまとめていきましょう。

最後の最後に、外国ルーツの子供と関わるときに大切なことは何か、皆さんの意見は・・・

みなさんの意見は根底で共通のものが多いなぁと改めて気づきました。 今年度も一緒に学べるのが楽しみです。どうぞよろしくお願いします!


アルク・日本語ジャーナルオンライン「日本語のプロファイル」インタビュー

2021年02月28日

多文化子育ての会Coconico代表の井上くみ子がアルク・日本語ジャーナルオンライン「日本語のプロファイル」でお話しさせていただきました。地球っ子グループでの活動についても取り上げられています。ぜひご一読ください!

日本語ジャーナルオンラインHPはこちら


講演会「ろう教育から日本語教育を考える~ろう学校での教育実践から~」

2020年12月19日

2020年12月19日(土)、埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園の戸田康之氏をお迎えしてお話を伺いました。

日ごろ、地球っ子グループは外国ルーツの子どもたちの日本語教育分野で活動しています。今回は一見別の分野でありそうな視点から、日本語教育を見ることができました。

母語や親子間のコミュニケーションの問題、「私は私」と自分を認めることの大切さ。こういった、誰にとっても大切な基本が守られること、私たちの活動の基本もここにあることを改めて意識していきたいと思います。

今回は久しぶりにオンラインではない形で講演会を行いました。 戸田先生のお話を直接伺い、その情熱やお人柄も感じることができました。 みなさんといろいろと意見交換することもできて、とてもよい機会となりました。


講演会と実践勉強会「外国につながる子どもだからこそ、外国につながる子どもがいるからこそ!」

2020年10月29日

10月29日群馬大学の結城先生をお迎えして、「外国につながる子どもだからこそ、外国につながる子どもがいるからこそ!」というタイトルで、外国につながる子どもたちの豊かな多様性を活かす「多文化共生教育」について、ZOOMでお話を伺いました。

60人近い方に参加いただきました。結城先生がどのように多文化共生教育に取り組んでいるのかを伺い、 さまざまなヒントや気づきを得ることができました。

「子どもの気持ちや頭の中を考えてみる!」 とても大切ですね!

地球っ子グループが作成したオリジナル教材にも触れていただきました。


実際に結城ゼミの学生たちが群馬の企業と一緒に、商品のPR動画を作った活動は、学生たちの多様性を活かした素晴らしいものです。ぜひ皆さんもご覧ください。

動画はこちらから

さらに講演会の内容をどう実践していくかを考える勉強会を、10月30日と31日に行いました。こちらは地球っ子グループ芳賀が進行役です。

講演会と実践勉強会、二つを通して皆さんと一緒にテーマについてより深く考えることができたと思います。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。


大宮図書館「いろんなことば de おはなし会」

2020年10月25日
 

10月25日日曜日、午後2時から大宮図書館のZOOMイベントで「いろんなことば de おはなし会」を行いました。

いろいろな言葉でお話しを聞いたり、ゲームをしたりして、みんなで楽しむことができました。知っている話でもちがう言葉だったら、雰囲気がちがう!

とても楽しい時間をありがとうございました。