7月10日ZOOMにて、北九州市立大学准教授アン・クレシーニ氏の講演会を行いました。
とっても明るくてパワフルなアンちゃん先生のお話は本当に魅力的で、あっという間の3時間でした。
参加者からの感想をいくつか紹介します。
☆冒頭にアンちゃん先生が、「理解をすすめることがライフワーク」と言ったこと、ハッとしたのと同時に、非常に共感しました。改めて、目の前の相手がどんなときに喜び、どんな時に悲しいと思うのかを想像することを大事にしていこうと思いました。
☆何よりも好奇心と失敗が人を成長させる!・・・私も見習わなきゃ!と、思いました。
☆色々なことを「おもしろがる」柔軟な自分でいると、違う考えを持っている人に会った時にも、否定することなく、その人が大事にしていることを理解しよう、尊重しよう、と考えられるのだと思いました。
☆「お互いを尊重しながら、理解しようとすること」が大事。
「理解する」ではなく、「理解しようとすること」。まさにその通りだと思います。
本当にたくさんの学び、気づきのある時間となりました。本当にありがとうございました。
4月23日東洋大学で、新入生150名の皆様に講義をさせていただきました。地球っ子グループ多文化子育ての会Coconico代表の井上と、インドの文化背景をもちカンナダ語を母語とするDさん、ろうの文化背景をもち手話を第一言語とするAさんの2人にワークショップもサポートしていただきました。😊
勉強会では、まずおしゃべりの大切さを考え実際に体験してもらい、12月の勉強会の振り返りを行いました。
若い人たちの力で、多様性を楽しむ社会が広がることを期待します。
今回は、こちらのお仕事に講師として参加😊
それぞれ違った言語と文化の背景を持つ3人、スリランカ出身のSさん、中国出身のGさん、ろう者のIさん、に手伝ってもらって、とーっても楽しくできました💕
おかげで、分からない気持ち、できない苛立ち、伝わる嬉しさ、などなど、違いを楽しむ体験がたくさんできた会になりました‼️
また、この時期にお集まりいただいた皆様、対面の開催にご尽力いただきた関係者の方々には心より感謝申し上げます🙏
2月20日(日)ZOOMにて、今年度最後の勉強会「外国ルーツの子ども達が力を伸ばすための多様性豊かな教育環境づくり」を行いました。前回行われた勉強会を振り返り、「豊かな教育環境づくり」についてみんなで考えました。ファシリテーターは髙栁なな枝(地球っ子クラブ2000代表)がつとめました。
勉強会では、まずおしゃべりの大切さを考え実際に体験してもらい、12月の勉強会の振り返りを行いました。
そこでは、実際に勉強会で進行してくれた大学生達に、その感想や地球っ子グループの活動に参加して感じたことなども話してもらいました。そしてサポートしてくださった東洋大学の村上一基先生、埼玉大学の福島賢二先生にもお話を伺いました。
最後はブレイクアウトルームに分かれ、参加者それぞれが、大学生と話をするグループや前回勉強会を引っ張ってくれた外国にルーツを持つ若い世代のSさん、Nさんと話をするグループなどに分かれ、気づいたことや質問などについて自由に交流を行いました。
参加してくださった方々の感想です。
・外国にルーツを持つ若者たちのお話を聞くと、当たり前ですが子どもは大人になるのだなと感動しました。体験談を聞くと、わかっているつもりのこととわかることは全く違うと改めて感じられます。彼らの言葉は忘れられません。
・自分のことを信頼してくれる人がいる、と思えることは大きな力を出せることだと思います。そういう環境は、子どもにとっても大人にとっても、一歩を踏み出す時に大事なことだと感じました。
・Hさんのちょっとやってみる?という声かけがあることで、大学生は完璧じゃなくても大丈夫、やってみよう!という気持ちになったのだろうなぁ、と思いました。
・私たちは「日本語教室」を○○を目的とする場所、と枠内に収めてきたきらいがあります。ともするとボランティアサイドのみの視点から・・。
地球っ子さんの仲間に入れていただいてからは、その落とし穴に気が付きました。教室は、居合わせた人たちがともに作っていく場所です。
みなさんのお力で、最後まで活発でとても有意義な勉強となりました。今年度も本当にありがとうございました。
12月18日(土)さいたま市文化センターにて「多様な出会いと対話から生まれる学びと変容~おんなじって嬉しい!ちがうって楽しい!~」をテーマにした勉強会を行いました。ファシリテーターは芳賀洋子(あそび舎てんきりん代表)がつとめました。
今回の勉強会は、大学生と外国ルーツの若い世代が中心になって進められました。みんな、地球っ子クラブの活動に継続的に参加し、活躍している若者です。
座談会では、地球っ子クラブの活動に参加して感じたことや地域日本語教室の役割について思ったことを話してくれました。さらに、外国ルーツの若者が自分の体験や将来の夢などを話してくれました。
日本の将来を担う若者たちの力強い言葉に、我々の役割を改めて考えさせられました。
他には、タガログ語とシンハラ語を使った多言語ゲームやシンハラ文字でマスクに名前を書くという体験も。
シンハラ語の文字表を見ても、「書き順は?」「これであってるの?」ととまどうことばかり。
日本に来た子ども達の大変さを追体験することができました。
最後はやさしい日本語ラップ「やさしい せかい」(制作:やさしい日本語ツーリズム研究会 協力:明治大学国際日本学部山脇啓造ゼミナール 後援:国際交流基金(JF))をみんなで歌い、
楽しい時間となりました。
参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
11月14日(日)9:00〜12:00に、ZOOMで「一人ひとりが力を伸ばせる環境とは~あらためて、多様性について考えてみよう」をテーマに勉強会を行いました。ファシリテーターは井上くみ子(多文化子育ての会Coconico)がつとめました。
10月2日(土)に行われた橋本一郎氏講演会「ろう教育の視点から、子どもの力を伸ばし、生きる力をつける日本語教育を考える」のお話を聞き、感じたことやどう実践するかなどを皆さんで意見交換しました。
さらに、地球っ子グループ五十洲・赤澤・ジュラノフが「子ども一人ひとりの良さを引き出す活動づくりとは」をテーマに、具体的にどのように考え活動できるかを、みなさんで話し合いました。
活発な意見交換が行われ、とても楽しい時間を過ごすことができました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
今年度第二回目の講演会は亜細亜大学の橋本一郎氏をお迎えし、さいたま市文化センターで「ろう教育の視点から、子どもの力を伸ばし、生きる力をつける日本語教育を考える」をテーマに行われました。
大学で教壇に立っているだけではなく、通訳士、コーディーネーター、手話パフォーマー、手話アーティストなど、さまざまに活躍し、とても笑顔が素敵な橋本先生。その講演会は「社会を変える」という熱い思いが伝わる素晴らしいものでした。
ろう教育といういつもとは違う視点でしたが、共通点が多く、改めて気づくことがたくさんありました。外国にルーツをもつ子どもに関わる私たちに、大切なことや必要な姿勢、その役割など、橋本先生のお話を通じていろいろ考えることができました。また「日ごろ日本語ばかりに目を奪われ、もっと大切なことを忘れてしまっていないか?気づかないといけないことがあるのでは?」と己を振り返るよいきっかけともなりました。
橋本先生の「言わなければ社会がわからない」という姿勢と実行力、人を巻き込む力、さらにエンターティナであるところにも感動!
聞こえる、聞こえない、日本語関係者、ろう教育といった垣根を超えて、みんなで考えることのできた講演会。本当に素晴らしかったです。参加してくださった皆さん、そして橋本先生、どうもありがとうございました。
第2回勉強会は、前回の福島賢二氏講演会「教えるプロは教えない?ー『教え』の呪縛からの解放」をうけ、みなさんの実践例や具体的実践方法について話し合いました。ファシリテーターは髙栁なな枝(地球っ子クラブ2000代表)がつとめさせていただきました。
まずはグループワークで、前回の講演会で心に強く残ったキーワードを話し合い、全体に共有しました。みなさんのあげたキーワードはどれも印象的だったものばかりで、お互いに感じるところは同じなんだなと実感。
そして、5人の参加者に、ご自身の現在の活動や講演会をうけて感じたこと、その後の実践や課題としているテーマなどを話してもらいました。
みなさん、それぞれ多彩な活動をされていて、異なるテーマがあり、とても興味深かったです!
その後、他の参加者は、5人それぞれの部屋に移動し、各自の実践等を振り返りながら各部屋のテーマについて話し合って行きました。
グループ活動後、内容を共有してもらいましたが、とても活発な意見交換が行われていたようです。他のグループにも参加したかったと言う声も!
参加してくださった皆さん、また発表してくださったMさん、Tさん、Sさん、Tさん、Tさん、本当にありがとうございました。
今年度初めての講演会は、埼玉大学の福島賢二氏のお話をZOOMで伺いました。
福島先生とのご縁は、福島ゼミの学生さんたちが、地球っ子の活動に何年か続いて参加してくれていたことです。
どの学生さんたちも素晴らしく、こんな若者が集まっている福島ゼミとはどんなところなんだろうと思っていたところ、
福島先生に講演を快諾していただき、お話を聞く機会を設けることができました。
・教えるとは何か?教えるプロとは?
・「先生」と呼ばれることで落ち入りやすい間違い
・「わかる」「わかっている」ということはどういうことなのか。
・教科書をただ前から教えればいいとのか。などなど
いろいろな気づきがあり、自分はできているかと振り返ることが多かったです。楽しむ中でいつのまにか学んでいる、そんな授業づくりを目指したいですね。参加者からもたくさんの感想がありました。
福島先生、本当にありがとうございました。
次は今回の講演会をうけての勉強会です。自分の授業を振り返り、再構築し、改善例を考えた実践例や実践のアイディアなどを話し合って行こうと思います。
今回は「外国ルーツの子どもたちが力を伸ばすための多様性豊かな教育環境づくり」をテーマに、日頃感じている課題を話し合い、大切なことは何かを皆さんで考えていきました。ファシリテーターは芳賀洋子(地球っ子グループてんきりん代表)が務めました。
先日お亡くなりになられた春原憲一郎先生。何度か地球っ子の講演会でご講演いただき、そこでたくさんの大切な言葉を私たちに残してくださいました。今回、まずはそれらを振り返りつつ、春原先生の過去の講演や記事を皆さんと改めて共有しました。
(地球っ子クラブ2000でのお元気なお写真・2015年度文化庁委嘱事業の講演会の記録より)
その後、実際に子ども達と関わる中で,
今現在感じている課題をみなさんで話し合いました。自分が同じような経験をしたときはどうだったか、どのような対応ができるだろうかなど、みなさん活発に意見交換してくださいました!
最後にグループごとに
「広く多くの人と共有したい外国ルーツの子どもたちと関わる時の基本的態度10か条」
を考えてもらいました。
当然わかっていることのようだけど、
「日本語を教えようとするあまり、忘れてしまいがちな大切なこと」がたくさんありました。
周りの人みんなが日本語を教える人になってはいけない!ことも改めて確認できます。
しかも、標語になっているのもあって楽しいです。今後、みんなで標語にまとめていきましょう。
最後の最後に、外国ルーツの子供と関わるときに大切なことは何か、皆さんの意見は・・・
みなさんの意見は根底で共通のものが多いなぁと改めて気づきました。
今年度も一緒に学べるのが楽しみです。どうぞよろしくお願いします!