今年度初めての講演会は、埼玉大学の福島賢二氏のお話をZOOMで伺いました。
福島先生とのご縁は、福島ゼミの学生さんたちが、地球っ子の活動に何年か続いて参加してくれていたことです。
どの学生さんたちも素晴らしく、こんな若者が集まっている福島ゼミとはどんなところなんだろうと思っていたところ、
福島先生に講演を快諾していただき、お話を聞く機会を設けることができました。
・教えるとは何か?教えるプロとは?
・「先生」と呼ばれることで落ち入りやすい間違い
・「わかる」「わかっている」ということはどういうことなのか。
・教科書をただ前から教えればいいとのか。などなど
いろいろな気づきがあり、自分はできているかと振り返ることが多かったです。楽しむ中でいつのまにか学んでいる、そんな授業づくりを目指したいですね。参加者からもたくさんの感想がありました。
福島先生、本当にありがとうございました。
次は今回の講演会をうけての勉強会です。自分の授業を振り返り、再構築し、改善例を考えた実践例や実践のアイディアなどを話し合って行こうと思います。
今回は「外国ルーツの子どもたちが力を伸ばすための多様性豊かな教育環境づくり」をテーマに、日頃感じている課題を話し合い、大切なことは何かを皆さんで考えていきました。ファシリテーターは芳賀洋子(地球っ子グループてんきりん代表)が務めました。
先日お亡くなりになられた春原憲一郎先生。何度か地球っ子の講演会でご講演いただき、そこでたくさんの大切な言葉を私たちに残してくださいました。今回、まずはそれらを振り返りつつ、春原先生の過去の講演や記事を皆さんと改めて共有しました。
(地球っ子クラブ2000でのお元気なお写真・2015年度文化庁委嘱事業の講演会の記録より)
その後、実際に子ども達と関わる中で,
今現在感じている課題をみなさんで話し合いました。自分が同じような経験をしたときはどうだったか、どのような対応ができるだろうかなど、みなさん活発に意見交換してくださいました!
最後にグループごとに
「広く多くの人と共有したい外国ルーツの子どもたちと関わる時の基本的態度10か条」
を考えてもらいました。
当然わかっていることのようだけど、
「日本語を教えようとするあまり、忘れてしまいがちな大切なこと」がたくさんありました。
周りの人みんなが日本語を教える人になってはいけない!ことも改めて確認できます。
しかも、標語になっているのもあって楽しいです。今後、みんなで標語にまとめていきましょう。
最後の最後に、外国ルーツの子供と関わるときに大切なことは何か、皆さんの意見は・・・
みなさんの意見は根底で共通のものが多いなぁと改めて気づきました。
今年度も一緒に学べるのが楽しみです。どうぞよろしくお願いします!
多文化子育ての会Coconico代表の井上くみ子がアルク・日本語ジャーナルオンライン「日本語のプロファイル」でお話しさせていただきました。地球っ子グループでの活動についても取り上げられています。ぜひご一読ください!
日本語ジャーナルオンラインHPはこちら
2020年12月19日(土)、埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園の戸田康之氏をお迎えしてお話を伺いました。
日ごろ、地球っ子グループは外国ルーツの子どもたちの日本語教育分野で活動しています。今回は一見別の分野でありそうな視点から、日本語教育を見ることができました。
母語や親子間のコミュニケーションの問題、「私は私」と自分を認めることの大切さ。こういった、誰にとっても大切な基本が守られること、私たちの活動の基本もここにあることを改めて意識していきたいと思います。
今回は久しぶりにオンラインではない形で講演会を行いました。
戸田先生のお話を直接伺い、その情熱やお人柄も感じることができました。
みなさんといろいろと意見交換することもできて、とてもよい機会となりました。
10月29日群馬大学の結城先生をお迎えして、「外国につながる子どもだからこそ、外国につながる子どもがいるからこそ!」というタイトルで、外国につながる子どもたちの豊かな多様性を活かす「多文化共生教育」について、ZOOMでお話を伺いました。
60人近い方に参加いただきました。結城先生がどのように多文化共生教育に取り組んでいるのかを伺い、
さまざまなヒントや気づきを得ることができました。
「子どもの気持ちや頭の中を考えてみる!」 とても大切ですね!
地球っ子グループが作成したオリジナル教材にも触れていただきました。
実際に結城ゼミの学生たちが群馬の企業と一緒に、商品のPR動画を作った活動は、学生たちの多様性を活かした素晴らしいものです。ぜひ皆さんもご覧ください。
動画はこちらから
さらに講演会の内容をどう実践していくかを考える勉強会を、10月30日と31日に行いました。こちらは地球っ子グループ芳賀が進行役です。
講演会と実践勉強会、二つを通して皆さんと一緒にテーマについてより深く考えることができたと思います。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
10月25日日曜日、午後2時から大宮図書館のZOOMイベントで「いろんなことば de おはなし会」を行いました。
いろいろな言葉でお話しを聞いたり、ゲームをしたりして、みんなで楽しむことができました。知っている話でもちがう言葉だったら、雰囲気がちがう!
とても楽しい時間をありがとうございました。
勉強会4「振り返りと意見交換」を、9月19日に2回行いました。(全て同じ内容です。)
今回もZOOM開催です。皆さん、もうすっかり慣れたものですね!
まずは過去の勉強会の内容を振り返り、地球っ子グループが活動の中で気づいたこと、大切だと思うことなどをお話ししました。
そして、ブレイクルームに分かれて、参加者の皆さんが今抱えている問題をどう解決したらいいのかみんなで考えました。
話し合いの時間は本当にあっという間でした!
今回もいろいろな人と繋がりを深めることができました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
NHK国際放送の番組に地球っ子クラブ2000代表の高柳が出演し、お話させていただきました。このように興味を持っていただき、大変うれしかったです。本放送は9月16日でしたが、現在NHKのHPから視聴ができます。お時間ありましたら、ぜひ聞いてみてください。
NHKのHPはこちら
中国語での放送なので、スタッフからも「中国語がわかればなぁ・・・」との声が上がっていたところ、いつも参加してくれている卓天成さんが、日本語で要約してくれました。こちらも合わせてご覧ください。卓さん、本当にありがとうございます!
ラジオ放送の日本語要約はこちらから
勉強会3「外国ルーツの子どもに寄り添う支援のあり方〜関わるときに大切にしたいこと〜」を、8月28日と9月2日全3回で行いました。(全て同じ内容です。)
今回もZOOMでしたが、なんと海外からの参加者も!つながりが広がっているのが感じられました。
「ひらがながなかなか覚えられない」「黒板の文字をノートに取っているけれど、意味がわかっていないみたい」「音読の宿題がよくあるけれど、読むだけでいいの?」といった悩みや問題の根本原因は何か、子どもと関わるときに大切にしたいことは何かをみんなで考えていきました。
研修会「伝える!伝わる!やさしい日本語〜外国ルーツの親子とのコミュニケーション〜」を7月18日ZOOMで行いました。埼玉県や関東からはもちろん、三重、大分からも参加していただきました。
「やさしい日本語」は最近よく耳にしていて、「外国人が簡単に勉強できる日本語かなー」と思っていましたが、日本人が、外国ルーツの人とコミュニケーションをとるのに便利な言葉なんですね。丁寧に話そうと思って使う私の日本語が、実はとても分かりにくかったとは・・・。
特に面白かったのは「わからない体験」。突然始まったモンゴル語の算数授業にみんなで参加。文章題の答えを聞かれているけども、何算なのかわからない!(実は簡単な足し算) 答えられないから怒られるけれど、どうしたらいいのかわからない!
そんな時間は相当ストレスで、終わったときはみんなでホッ・・・。外国から来た子どもたちはこんな時間を何時間も過ごしているんだなと、考えさせられました。
「おなじって嬉しい体験」も好評をいただきました。ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!